製品紹介

The Perfect Oilless SGO

オイルレスベアリング
自己潤滑性ベアリング

自己潤滑性ベアリング

高温、低温、腐食性雰囲気、異物の混入、衝撃荷重及び振動、構造上給油ができない部分など、給油が難しい、または望ましくない場所、給油をしても効果がない場所に無給油化を実現します。そして機械の性能の向上や給油スタッフ及び費用の節減、生産性の向上などを図ることができるベアリングとして、木材から各種金属、プラスチック、セラミックに至るまで使用条件によって様々な材質と形状に適用できます。


オイルレスベアリングの潤滑方式

1. 乾式潤滑(Dry Lubrication = 固体潤滑剤の使用)

  • SGO SDU Dry Bearing → テフロン + 特殊添加剤の使用
  • SGO #500 Bearing → 天然黒鉛 + テフロン系潤滑剤の使用
  • SGO DEVELON Bearing → 天然黒鉛 + 金属粉末潤滑剤の使用

固体潤滑剤とは?:OilまたはGreaseを使用できない高温、腐食性雰囲気など過酷な条件において代わりに使用するための粉末、または塊の潤滑剤で、天然黒鉛、二硫化モリブデン、テフロン(P.T.F.E)などが主に使用されます。

2. 流体潤滑(油または水潤滑)

  • SGO #300 (鋳鉄の多孔質内にOil含浸)

オイルレスベアリングの長所・短所

区分 乾式潤滑 流体潤滑
長所
  • 低温及び高温で使用可能
  • 腐食性雰囲気で使用可能
  • オイルによる潤滑が効果を発揮できない高荷重の低速運動、往復運動、衝撃荷重、角度揺動運動、不連続的な停止多発運動に理想的
  • 無給油で使用可能
  • 軽、中荷重の高速に理想的
  • オイル潤滑は高速回転時に軸の連続回転による遠心力により、オイルが軸に沿って回りながらClearance内で潤滑油膜(Oil Film)を形成し、金属間の摩擦を防止
短所
  • 無給油で使用時、高速使用ができず低速使用が原則
  • 固体潤滑剤は液体潤滑剤よりも摩擦係数が高く、高速使用時に摩擦熱の発生で焼着現象が起こったり、ベアリングの寿命を短縮させたりする
  • 定期的に再給油が必要
  • 高温、低温で使用不可能
  • 腐食性雰囲気で使用不可能
  • 油膜の形成が難しい高荷重の低速運動、往復運動、衝撃荷重、角度揺動運動、不連続的な停止多発運動に不適合
  • 高荷重の高速使用は不適合(PV値の過重で寿命短縮)

使用分野

  • 構造上、給油ができない分野や給油時に危険な分野
  • 給油により製品が汚染したり、不良が発生したりする分野
  • 高温及び低温、(海)水中、化学薬品の接触分野
  • 給油時に機械稼動中止による生産性の低下を防げる分野
  • 停止多発運動などの過酷な使用条件で、給与をしても効果がない分野
  • 衝撃や振動分野、高荷重低速運動分野、錆(緑青)発生分野、異物浸透分野
  • SLIDING運動、角度揺動運動分野